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緑内障
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緑内障とは視神経が痛んでくる病気で、だんだん見えない場所が出てくる病気です
緑内障は一度進行すると、元に戻らないので、早期発見・早期治療が大切です。
- 緑内障は、視覚障害原因の上位の疾患です
- 緑内障は自覚症状がほとんどありませんが、成人の失明原因の上位となっている病気でもあります。一度進行すると元に戻らないので、早期発見が第一です。40歳以上の方や血縁者に緑内障の人がいる場合(緑内障は遺伝の傾向が見られます)は、定期的な眼底検査をするようにしましょう。
資料:中江公裕・他 わが国における視覚障害の現状.網膜脈絡膜・視神経萎縮症に関する研究 平成17年度報告書(厚生労働省難治性疾患克服研究事業 網膜脈絡膜・視神経萎縮症に関する研究班)263〜267 2005
視神経乳頭が眼圧で押し潰され、視神経が正常に機能しなくなる病気です
眼圧は眼の中を流れている「房水」の量で変化します。眼の中の排水部分が詰まったりして房水の流れが妨げられると眼圧が上がり、視神経を圧迫します。視神経の束である視神経乳頭が押しつぶされる(医学的には「陥凹」と言います)と、視覚障害が起こります。(視神経乳頭の強さは人それぞれ異なるとされており、眼圧が正常でも視神経乳頭の陥凹拡大が起こることがあります。)
視力障害で最も多いのは視野異常です。緑内障の進行とともに見えない範囲が広がっていきます。
眼底写真 正常
視神経乳頭は中央に生理的陥凹があります。このくぼみは視神経乳頭全体の70%未満とされています。
眼底写真 緑内障
視神経乳頭は大きく陥凹が拡大しています。血管が乳頭よりくっつくように出ています。
- 視野検査
- 緑内障の進行状態は、視野検査による見えない範囲の拡大があるかどうかで決まります。定期的に視野検査を行い、進行の状況に応じて治療を行います。静的視野計のご紹介>>
視野検査 正常
黒い部分は視神経乳頭のところで、マリオット盲点と呼びます。
視野検査 緑内障
視神経線維束欠損(NFLD)に一致した視野欠損(黒いところ)を認めます。この欠損の進行の有無を確認することで治療方針を決定していきます。
OCT視神経乳頭撮影 正常
全体に緑色で表され均一に繊維が広がっています。
OCT視神経乳頭撮影 緑内障
典型的な緑内障の視神経で赤く帯状のラインは視神経線維束欠損(NFLD)と呼ばれ、視神経線維が萎縮した部分です。こちらに一致した視野欠損を認めます。
- 緑内障 早期発見・早期治療のために、
光干渉断層計(OCT・OCTA)を導入しています。 - 光干渉断層計は、前眼部OCTという機能があり、角膜・隅角の断層撮影・3D解析ができます。ご自身では気づきにくい閉塞隅角緑内障・近視性緑内障など、多くの前眼部疾患の診断・治療に大きく役立ちます。
また、OCT隅角という写真を撮ることにより、閉塞隅角緑内障や狭隅角眼の状態や進行状況が分かります。これにより治療方針や進行予防の計画を立てることが出来ます。
閉塞隅角緑内障は自覚症状がほとんどないことが多いです。
光干渉断層計(OCT・OCTA) Retina Scan Duo2 詳細はこちら
OCT隅角撮影 正常
三角形のすみっこが隅角というところで、ACA比の値が大切です。この値が25度以上は正常です。
OCT隅角撮影 狭隅角眼
隅角が浅くなっているのが分かります。ACA比20〜24度以下は隅角閉塞が起こる可能性があります。このためレーザーまたは手術による治療が必要となることがあります。
- 長眼軸正常眼データベースソフト
- 光干渉断層計(OCT・OCTA) Retina Scan Duo2の長眼軸正常眼データベースソフトです。緑内障の早期診断や長眼軸データベースを搭載し、日本人に多い近視性緑内障も早期かつ正確に診断することができます。
当院で緑内障の治療が可能です
- 基本的にはお薬での治療です
- 緑内障は一旦発症すると元に戻すことはできないため、進行を遅らせるお薬での治療となります。基本的には、ご自宅で点眼薬による治療となります。進行すると手術治療が必要となる場合もあります。通院は、眼圧を測るために月に一度、また視野検査は半年に1度程度です。
- Q.自覚症状はありますか?
- 9割以上の方は自覚症状が乏しく、末期になって見えづらい、と気づくことが多いです。
- Q.目が緑色になるのですか?
- なりません。緑内障は見た目での変化はありません。
- Q.どんな治療法がありますか?
- 基本的に、欠けてしまった視野を戻すことは出来ないため、進行を遅らせるお薬(点眼薬)での治療となります。手術が必要な場合もありますが、その場合は医師よりご説明します。
- Q.手術が必要ですか?
- 点眼薬での眼圧コントロールが良好でない場合、手術になる場合があります。
- Q.手術は入院が必要ですか?
- 緑内障の手術は入院が必要です。
- Q.手術してもらう病院はどこがいいですか?
- 当院の連携医療機関をご紹介しています。
- Q.緑内障が発覚するのはどんな時ですか?
- 人間ドックで視神経の異常を指摘されるケースや、コンタクトレンズを作るときの検査で分かることもあります。
医療機関名 | ひとみ眼科クリニック |
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医療機関所在地 | 185-0021 東京都国分寺市南町3-1-28-2F |
アクセス | JR 中央本線 国分寺駅より徒歩5分 西武 国分寺線・多摩湖線 国分寺駅より徒歩5分 |
TEL | 042-329-8002 |