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糖尿病網膜症
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糖尿病網膜症とは、放置すると視力を失うこともある糖尿病の合併症です
糖尿病網膜症は、糖尿病の患者さんに起こる網膜の出血や血管の変化を言います。進行すると高度な視力障害を起こしますので、糖尿病のある患者さんは定期的な眼底検査が必要です。視力障害は、糖尿病と眼科の適切な治療を受けていれば確実に防ぐことが出来るので、糖尿病と診断されたら眼底検査を行いましょう。
- なぜ糖尿病で視力障害が起こるのでしょう
- 糖尿病の方は血糖値が高く、血管に負担がかかり血流が悪くなります。目の奥の網膜には、細かい血管が密集しており、血流の影響を非常に受けやすいのです。血管から血液が染み出したり、血流が悪い部分の細胞が変化したりして、網膜を傷めます。
糖尿病網膜症は自覚症状がほとんどありませんが、糖尿病の患者さんの4割が発症すると言われています。成人の失明原因の上位となっている病気でもあり、自覚症状がなくても眼科で検査を行いましょう。
資料:中江公裕・他 わが国における視覚障害の現状.網膜脈絡膜・視神経萎縮症に関する研究 平成17年度報告書(厚生労働省難治性疾患克服研究事業 網膜脈絡膜・視神経萎縮症に関する研究班)263〜267 2005
健康な目の眼底写真
眼底検査での写真です。きれいな血管の状態が写っています。
糖尿病網膜症
糖尿病網膜症が中程度進行した「増殖前糖尿病網膜症」の症例です。網膜出血と白斑が混在しており、レーザー治療が必要となります。
糖尿病網膜症
増殖糖尿病網膜症。網膜状の出血、白斑に加えて、硝子体出血を引き起こしています。
- 糖尿病網膜症 早期発見・早期治療のために、
光干渉断層計(OCT・OCTA)を導入しています。 - 光干渉断層計(OCT・OCTA)は、光干渉断層血管撮影(OCT-Angiography)が行えます。 これは、OCTの技術を応用した造影剤を必要としない新しい検査方法で、網膜の血流形態を診断するのに有用です。糖尿病網膜症も早期に検出が可能です。
光干渉断層計(OCT・OCTA) Retina Scan Duo2 詳細はこちら
当院で糖尿病網膜症の日帰り治療が可能です
- 網膜光凝固術を行なっています
- レーザーによる網膜光凝固術で、糖尿病網膜症の進行を遅らせることが可能です。網膜へレーザーを照射し、熱で凝固させます。感覚的には、カメラのフラッシュを浴びているような感じで、短時間で終わります。糖尿病網膜症の進行が浅いほど効果が高い治療です。
- Q.自覚症状はありますか?
- 進行すると見づらくなるなどの自覚症状が出てくることがあります。また、進行すると眼底出血を起こすことが多くあります。
- Q.眼底出血は見た目で分かりますか?
- 見た目では分かりません。眼科で、散瞳(目薬で瞳を開くこと)して行う眼底検査によって分かります。
- Q.治療は入院が必要ですか?
- 進行度によります。レーザーによる網膜光凝固術の場合、当院での日帰り治療が可能です。さらに症状が進行している場合は、硝子体手術となり、連携医療機関(病院)での手術・入院となる場合が多いです。
医療機関名 | ひとみ眼科クリニック |
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医療機関所在地 | 185-0021 東京都国分寺市南町3-1-28-2F |
アクセス | JR 中央本線 国分寺駅より徒歩5分 西武 国分寺線・多摩湖線 国分寺駅より徒歩5分 |
TEL | 042-329-8002 |