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OCT・OCTA(光干渉断層計)による眼の検査
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非侵襲的(目に触れない)安全な検査で、
ご自身では気づきにくい眼の病気の早期発見・早期治療が可能です。当院は光干渉断層計(OCT・OCTA) Retina Scan Duo2 NIDEK社 を導入しております。
OCT+眼底カメラ(カラー/FAF)の機能を一台に搭載。3次元像で撮影し、僅か数μmレベルの病巣や断層像を3D厚みデータとして解析します。日本人に多い近視性緑内障も早期かつ正確に診断することが可能です。
また、光干渉断層血管撮影(OCT-Angiography)が行えます。 これは、OCTの技術を応用した造影剤を必要としない新しい検査方法で、網膜の血流形態を診断するのに有用です。対象疾患は、加齢黄斑変性症や糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症などです。
上記の検査は比較的短時間で、非侵襲的(目に触れない)ため体へ負担をかけることなく安全に検査することが出来ます。検査によっては、従来必要だった点滴や造影剤も必要ありません。
特長① 網膜の血流を撮影できます
- 光干渉断層血管撮影 OCTA(OCT-Angiography)
- 光干渉断層血管撮影(OCT-Angiography)は、OCTの技術を応用した新しい検査方法です。網膜の血流形態を非侵襲(体に触れない・造影剤を必要としない)で撮影することが可能です。無灌流領域(網膜に血液が流れていない部分)の検出や新生血管(酸素不足により出来た新しい血管)の評価に有用です。
この撮影により、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症等の網膜の虚血性変化を確認することができ、レーザー治療の必要性が判断できます。強い虚血性変化があれば、レーザー治療を開始します。
対象疾患:糖尿病網膜症・加齢黄斑変性・網膜静脈閉塞症 など
光干渉断層血管撮影OCTA(正常眼)
通常の眼底カメラ撮影と同様の撮影で、造影剤を使わずに毛細血管レベルで微小循環を描出します。
光干渉断層血管撮影OCTA(糖尿病網膜症)
糖尿病網膜症による血管吻合と無血管野が確認できます。これによりレーザー治療の必要性を判断します。
特長② 前眼部を断層撮影・3D解析できます
- 前眼部OCT(眼球の前の方を観察)
- 前眼部OCTは、これまでの眼科的検査では行えなかった、角膜、隅角、虹彩などの断層面の観察や立体構造の数値的解析ができる唯一の検査方法です。これにより閉塞隅角緑内障、角膜疾患(円錐角膜、不正乱視)、水晶体疾患など多くの前眼部疾患の診断・治療に大きく役立ちます。
対象疾患:緑内障・角膜疾患(不正乱視、円錐角膜)・水晶体疾患 など
角膜・隅角・虹彩
正常な隅角:房水(眼の中を循環するお水)は、虹彩(茶色の眼)の下で生成され、シュレム菅と言うすみっこのすき間(隅角)から眼外へ排水されます。
狭隅角:房水は虹彩と水晶体のすき間を流れ出ようとしますが、すみっこ(隅角)が狭くふさがってしまうと排水できなくなり、緑内障発作という眼圧急上昇を起こし、激痛と(高度)視力障害の原因になります。レーザー治療または手術治療が必要です。
- OCT隅角撮影
- 眼の中のお水(房水)が眼外排出される部分を撮影できます。これにより自覚書状のない緑内障の早期発見・治療が可能となります。
OCT隅角撮影 正常な隅角
房水排出がきちんとされている正常隅角。
OCT隅角撮影 緑内障の危険がある隅角
狭隅角眼または閉塞隅角緑内障。房水排出部が閉塞し、今後緑内障発作の危険があるため、レーザー治療が必要です。
OCT隅角撮影 正常
解析をすることにより、隅角の開大度を評価することができます。ACA比の値が特に大切で、この値で20〜24以下の場合はレーザー治療または手術治療が必要となることがあります。(患者さんの状況によります)
OCT隅角撮影 狭隅角眼
緑内障の危険性があるためレーザーによる治療を行いました。
- OCT角膜Radial(ラジアル)撮影
正常眼
OCT角膜Radial撮影した正常眼の画像です
角膜不正乱視
OCT角膜Radial撮影した角膜不正乱視の症例画像です
円錐角膜
OCT角膜Radial撮影した円錐角膜の症例画像です
角膜 正常
中心角膜厚 正常値 517.5±29.8nm(ナノメートル)
円錐角膜
円錐角膜にて、中心角膜厚は307nm(ナノメートル)と、大変薄くなっています。これにより治療の方針を決めていきます。
特長③ 後極部を断層撮影・3D解析できます
- 黄斑部疾患
- 黄斑部に疾患が生じた場合、物が歪んで見えるのが特徴です。見ようとする場所が見づらくなりますので、散瞳による眼底検査をお勧めします。
対象疾患:加齢黄斑変性症(黄斑部疾患)・網膜変性疾患 など
- OCT黄斑部撮影
クリックすると大きい写真がご覧になれます
特長④ 特殊な波長の光を当て眼の奥を撮影できます
- 自発蛍光撮影(FAF)
- 失明原因の4位となる加齢黄斑変性症の早期発見する最新の検査法です。網膜変性疾患及び、黄斑部疾患の診断と危険性の判断に使用します。これにより抗VEGF薬の硝子体内注射をする治療の必要性を判断します。
網膜色素上皮にはリポフスチンとうい代謝産物が存在します。異常があると、リポフスチンが蓄積し明るく写りますが、さらに異常が進行して細胞が死んでしまうと、リポフスチンがなくなり暗く写ります。 病期に活動性があると、白く光ってきます。眼底写真では、一見正常に見えても、この検査で異常が見られる場合もあります。
造影剤を使用する蛍光眼底検査とは違い検査前の点滴や造影剤の皮内テストなどの必要がなく、簡単に検査することが可能です。
対象疾患:加齢黄斑変性症(黄斑部疾患)・網膜変性疾患 など
- 検査結果を最大50回分保存・解析し、症状の進行状況がわかります。
- 光干渉断層計(OCT・OCTA)は、解析最大 50 回分の撮影データを解析し、経時的な変化を各種マップおよびチャートやトレンドグラフを用いて表示することが可能です。フォローアップ画面で表示した複数枚の画像データを自動でつなぎ合わせ、経時的変化を動画のように表示することができます。
- Q.検査に予約は必要ですか?
- 混雑状況にもよりますが、基本的に予約は必要ありません。お気軽にスタッフ・院長におたずねください。
- Q.検査結果で病気がわかったら?
- 当院で治療が可能です。手術が必要な場合などは、連携先の医院・病院をご紹介可能です。
医療機関名 | ひとみ眼科クリニック |
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医療機関所在地 | 185-0021 東京都国分寺市南町3-1-28-2F |
アクセス | JR 中央本線 国分寺駅より徒歩5分 西武 国分寺線・多摩湖線 国分寺駅より徒歩5分 |
TEL | 042-329-8002 |